消防自動車見学
今日は、今年度3回目の避難訓練を行いました。台所からの出火を想定した火災のための避難訓練でした。非常ベルの大きな音に不安を感じるお子さんもいましたが、「お・か・し・も」の約束を守り、全員が園庭に無事に避難することが出来ました。いつでも今日のように冷静に行動が出来るといいなと思っています。
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3学期の避難訓練は、浦和消防署と北浦和分団の皆様の協力を得て、実施しています。この機会に、消防署の方に園児達に大切なことを教えていただいています。「お(さない)・か(けない)・し(ゃべらない)・も(どらない)」の中で一番大切なことは、もどらないの「も」ということです。戻ってしまうことによって、命を失うことが多くあるようです。子ども達には自分の身を守ることの大切さをしっかりと伝えていきたいです。
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園庭脇には消防自動車が2台あることも子ども達にとって嬉しかったようです。全クラス消防自動車の前で記念撮影をしました。また、年中少組は分団の消防車のイスに座らせてもらいました。年長組は子供用の防火衣を着て「子ども消防士」になりました。それぞれが楽しい時間を過ごせたようです。
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消防自動車見学と写真撮影の後に、消防士さんに質問をしているお子さんもいました。年中組では、ポンプ車の器具や備品を見ながら「これは何…?」「どういう時に使うの…?」など親しげに質問をし、答えを興味深く聞いていました。年長組では、「消防自動車が赤いのはなぜですか?」「色々な形の消防自動車があるのはなぜですか?」「ハイブリッドの消防自動車はあるのですか?」「消防自動車には何故赤いランプとサイレンがついているのですか…?」など質問していました。消防士さんは、園児が理解しやすくわかりやすい言葉で説明をしてくださいました。
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皆さんも気になるところだと思いますが、消防自動車が赤い理由にはいくつか説があるそうで、「日本に最初に入ってきた消防車が赤かった」「赤い色は目立つので火災現場に行く途中事故を起こしにくい」「赤い色は火事のイメージ」とのことでした。
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「色々な形の消防自動車があるのは、子ども達みんなと一緒です。大きい子、小さい子、力持ちの子、走るのが速い子がいるように、消防自動車も、小さくて狭い道路を通って水をとりにいく時に活躍するポンプ車、はしごを使って高いところの火を消すはしご車など、特技を生かすために色々な形があります。」とのことでした。みんなの特技もどんどんいかしていきましょうね。
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今日はポンプ車を見学しましたが、消防署の中でも一番小さな車と説明を受け驚いていました。また、本や図鑑で得ることの出来る情報以上のものを子ども達は全身で感じることが出来たと思います。暖かな日射しがあり、あっという間に給食の時間になりました。