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厚徳デパート

連休前の金曜日にお店屋さんごっこがありました。全園児が園庭に集まり、お店屋さんとお客さんを交代に行いました。天気も良かったので、フェンス越しののぞかれている方も多かったです。

この日に向けて、クラス毎にどんなお店を開くか、どんな商品を作るのかを考えて、みんなで品物作りをしたり、お財布を作ったり、なんとお金までも作ってしまいました。

みんな手提げ鞄と手作り財布を持って集合しました。私も同様に、もも組の女の子が作ってくれたお財布とエコバックを用意してお店屋さんごっこに参加しました。

各クラス素敵なお店が開店しました。ただし品物の準備の都合上、購入できるものは1人5点までと制限されていました。どの品物を選ぶのかもお楽しみの一つでした。

一通り覘いた後、品物を購入するためにお店屋さんとの交渉。

  「これは何円ですか?」

  「100円です」

  「500円でいいですか?」

  「おつりは、えっと…400円です」

こんな風にきちんと計算しておつりをくれるお店もありますが、

  「これ下さい」

  「はいどうぞ。これはおつりです」

と、100円を渡して品物と一緒に500円のおつりをくれるお店など…。

厚徳デパートはいろんなお店が集まっていて、毎年ですが、とても楽しい時間を過ごせます。子どもたちの眼はいつも以上にきらきらと輝いています。

子どもたち一人ひとりが主役です。お店屋さんになったり、お客さんになったり…。自分の言葉で相手と話し、交渉する。その中で子どもたちの意外な一面を見ることもあります。1年毎の成長をしっかりと確認することも出来ます。

私にとって、1年で一番楽しい行事と思っています。

購入した携帯電話の番号を決めたり、指輪やワッペンをしていると、

  「ぼくも買ったよ。わたしも…」

と嬉しそうに見せてくれるお子さんもたくさんいました。

お店屋さんごっこは当日までのお楽しみでなく、その日以降も楽しんで欲しいと思っています。おうちでもご家族の皆さんも一緒に楽しんでみたらいかがでしょうか…。