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年長組鉄道博物館への遠足

春の親子遠足と秋の年中少組の遠足は残念ながら今年度は中止になりました。

 

年長さんにとっては、幼稚園最後の遠足です。年度初めには予約済みの鉄道博物館をキャンセルをしないで、夏休み中に今までのやり方を一から見直し、感染防止対策をして実施するための方法を検討しました。

 

まず、下見で鉄道博物館の館内の様子を確認しました。

 

入館の際には検温と手指の消毒が徹底していました。事前予約制で当日入館できる人数を大幅に制限していました。ジオラマや食事場所のイスにも使用制限がありました。施設等を定期的に消毒をしている係りの方の姿も見かけられました。

 

安心感のある対策が徹底しており館内は大丈夫と感じ、次に現地までの交通手段について検討しました。

 

昨年までは、幼稚園から鉄道博物館、鉄道博物館から大宮駅間は団体で徒歩と電車に乗って移動していましたが、今回は保護者の方にご協力いただき、現地集合・現地解散にし、電車か自家用車かを各家庭で選んでいただくことにしました。参加しないという選択肢も選んでいただくことに決めました。

 

10月19日。年長組の保護者の皆様の賛同を得て、鉄道博物館の遠足を実施しました。

 

子どもたちを迎えるために、職員はいつもより30分以上早く園を出発して、電車に乗って行きました。例年の様子を思い返すと、子どもたちと一緒でない移動は、何か物足りないような気もしました。公共のルールを学び、みんなで一緒に歩いたり電車に乗ったりすることは遠足の大きな目的の一つであったことを再確認しました。今回は付き添いの保護者に方にお願いしました。

 

鉄道博物館駅に到着するとプロムナードのシャッターが閉まっていました。初めて見る光景でした。

 

集合時間には全員に集まっていただき、予定よりも少し早く入館することができました。朝の忙しい時間帯にご協力していただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

アーリーチャックインができたので、蒸気機関車の前で記念写真を撮りました。カメラマンさんに写真を撮ってもらう時だけマスクを外しました。

 

その後、1階の電車に乗ったり見学をしたりしました。電車の大きさや数にびっくりしている子もいましたね。

 

 

予約していたジオラマ見学は貸し切りで見ることができました。初めて見る子はもちろん、今までに見たことのある子も家族とではなく友だちと見るジオラマは格別のもののようでした。

 

 

再び電車の見学。上から見たり下から見たり椅子に座ってみたり、様々な体験ができました。

 

 

体験コーナーを満喫しました。

 

 

新幹線ラウンジでお弁当タイム。通常と比べると倍のテーブルを確保してくださり、対面を避けて着席をしました。愛情いっぱいのお弁当を作ってくださりありがとうございました。お弁当もおやつもみんな食べたことが楽しい思い出となりました。

 

 

食後は窓から新幹線を見ることができました。

 

 

楽しい時間はあっという間に過ぎ、お迎えの時刻となりました。鉄道博物館の係りの方には大変親切に対応していただきました。保護者の皆様、雨の中のお迎えをありがとうございました。

 

 

たくさん歩いたので子どもたちも疲れたかもしれません。新しい様式を取り入れた遠足。心に残る一日となりました。